最下部に目次があります。

2014年6月2日月曜日

「線の太さ」がモデル空間に比べてレイアウト空間が太く、レスポンスも極端に遅いのはなぜ?

11-00120140602

<発生状況はこんな感じ>

モデル空間での線の太さは、下記のように細い表示になっています。




ところが、なんとレイアウト空間ではめちゃ太い表示に切り替わってしまいます。




<調べた結果、対応方法は>

レイアウト空間のメニューの「形式」→「線の太さ(W)」を選択すると、「線の太さを設定」ダイアログが表示されます。





そこで、「□線の太さ表示(D)」のチェックを外して「OK」をクリックします。





結果として細い線で表示されました。




<モデル空間とレイアウト空間の線の太さの違いについて>

この問題について、調べた内容をまとめると以下のようになります。

(1)規定の線の太さは、0.01~0.25mmとなります。

(2)コマンド:LWDEFAULT で<25>と表示された場合は、0.25mmに設定されています。

(3)モデル空間は実際の大きさで表示されるため0.25mmは極めて小さく、ほぼゼロの太さとなるため1ピクセル(もっとも細い線)で表示されます。

(4)レイアウト空間は1/1で設定されるケースが多く、たとえばA3用紙(421X297)で0.25mmの場合は  かなり太い線となるため太い線として表示されます。

(5)<調べた結果、対応方法は>にもあるように、「□線の太さを表示」のチェックを外せば細い線で表示されることになります。

<レスポンスが極端に遅い理由はなぜなの?>

1 ピクセルより大きい値の線の太さを使用していると、再作図時間は長くなります。従ってレスポンスが悪くなります。

つまり、AutoCADは1ピクセルの線に対して表示速度の最適化がされていることになります。

図面で線の太さをオンにして作業しているときにパフォーマンスが低下した場合は、[線の太さを表示]チェック ボックスをオフにします。このオプションは、オブジェクトの印刷方法には影響しません。

<参考にさせていただいたページはこちらです。>

[線の太さを設定]ダイアログ ボックス 

20140602 表示 [001]

0 件のコメント:

コメントを投稿